【おすすめの本】「つらい」「死にたい」・・・仕事がつらくなった時に読む本3選
「文豪」とか言っておいて、まだ1冊も本の紹介をしていなかった、文豪たこです🐙
先に断っておくと、ここで紹介するのは「この本を読めば前向きになって、また仕事をがんばれるよ」というような本ではありません
どちらかと言えば、「嫌だ…」「つらい…」「死にたい…」という気持ちに寄り添ってくれるような本を選びました
何を隠そう、現在進行形で会社を辞めてやろうと休んでいる僕
一時、「もう死にたい…」と思っていたこともありましたが、妻や本に支えられて何とか生きています
この記事は、
・仕事や人生がつらくて「もうおしまいだ」「死のう」と真剣に考えている人
・会社で働く以外に生計を立てようとしている人
という人たちにおすすめです
- 『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』深井竜次著 KADOKAWA
- 『死ぬくらいなら会社辞めればができない理由』ゆうきゆう監修 汐街コナ著 あさ出版
- 『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン著 岡崎暢子訳 ダイヤモンド社
『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』深井竜次著 KADOKAWA
僕も実際に介護業界で10年くらい働いていたから分かりますが、やっぱり給料は他の業界と比べて低いんです
2018年のデータだと、他の業界よりも年収で100万円の開きがあるといいます。基本給や手当ての増加も少なく、ベテランの職員と新人の給料がほぼ同じということだってあります
そんな、「介護が好きだけど頑張っても報われない状況」を知った著者は、「派遣×副業」というライフスタイルを提案します。「夜勤専従の派遣で働くことのメリット」や「正社員との違い」について、実体験を踏まえて書かれているので、生々しくもあり、分かりやすくもあります
介護職の人や、働き方に不安がある人にとって、ライフスタイルの参考となる内容になっています
また、著者は副業としてブログを始め、今は介護職での働き方について日々記事を執筆されています。そして、現在では月収100万円を稼げるまでになっているとのこと
本書では、「どうブログを書くか」「どう収益を出すか」「どうブログのネタを集めるか」など、ブログのノウハウが分かりやすく紹介されています
現代はブログだけでなく、自分の得意なことや好きなことでお金を稼ぎやすい時代だと思います。すぐには多くの収益が出なくても、続けることで、副収入を得ることだって十分可能です
正社員でなくとも、生きる道や稼ぐ道はあるということを教えてくれた1冊
『死ぬくらいなら会社辞めればができない理由』ゆうきゆう監修 汐街コナ著 あさ出版
仕事がつらくて辞めたいのに、でもなかなか辞められない……という人はたくさんいるはず
大きな理由として、「お金が稼げなくなるという不安」や「仕事への責任感」に縛られて辞められないのだと思いますが、そのままつらい仕事を続けていても、やがてうつになったり、最悪の場合は自殺したり……ということだって、誰にでもあり得る話です
例えば今、取り沙汰されている誹謗中傷など、何がキッカケで「とどめ」を刺されるか分かりません
本書では、会社を辞める決心をつけるためのアドバイスが、実体験を通してマンガで表現されています。「もう無理してがんばらなくていいんだよ」と、優しく自分の背中をそっと押してくれるようでした
仕事で精神を病み、手遅れになってしまう前に、「他の選択肢があることも知ってほしい」という著者の思いが強く伝わってきた1冊
『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン著 岡崎暢子訳 ダイヤモンド社
40歳になる前、「まだ何ひとつ成し遂げていない…」と思った著者は、会社に辞表を出し、退職。「必死に生きないことを決めた日々」が書かれています
美大出身の著者。元々、サラリーマンと兼業で、イラストレーターとしても仕事をしていたそうですが、イラストの仕事はあまり多くなかったそうです
どうしても生活費が足りない時は、貯金を切り崩す日々。昼過ぎに起き、本を読んでビールを飲みながら過ごす生活から人生を考えた著者
社会には、「この年齢なら、これくらいのことは…」という「マニュアル」があるといいます。結婚しないといけないだの、子どもがいないとダメだの、就職していないといけないだの……誰も見たことがないのに、誰もが知っているマニュアル
そして、みんなが正しいと信じる価値観に同意しない者への暴力があり、なぜまわりに同調しないのか説明しなさいと糾弾される……
著者はその上で、本当に恥じるべきは、自分なりの信念や方向性を持たずに生きてきたという事実だ、と言います
「人生は正解のないなぞなぞ」だと表現していたところに、思わず涙しました。理想通りにならなくても人生は失敗じゃない、人生に失敗なんてものはないと、励まされた1冊
いかがでしたか? 自分自身のメンターになりそうな本はありましたでしょうか?
「つらかったら、我慢せずに逃げていい。自分らしい生き方は他にあるよ…」
そんな救済の声が聞こえてきそうな3冊でした