【やってみた】ホームステイ先の偉そうなガンジーと対決してみた②
【※注 前編を未読の方は、前編から読んで下さい。よりガンジーをバールのようなもので殴打したくなります】
さて
助走をつけて、ガンジーをバールのようなもので殴打したい衝動に駆られてる中
デートするはめに
どこへ行くのか聞くと
「そんなの決まってるだろう、我々はこれからコインランドリーに向かう」
そんなの決まってないだろう
普通に家の洗濯機を使わせてくれ
「あん? 家の洗濯機を使いたいだと?」
うんキレないで
「なんでおまえのために、洗濯機に使う水道代をかけないといけないんだ?」
おいおいマジか
無 慈 悲
これで風呂とトイレが使用禁止だったら
ハンマーで丸メガネ叩き割って顔にハンマーめり込ませて「うぁぁ」って言わせるよ
ハンマー持ってないけど
「ただし、風呂やトイレは例外だ」
よし、当然だと思うけど
「家の中を汚いまま歩かれても困るし、家の中をクソまみれにされても困るしな。だが、洗濯機は二人で分けて洗ったら水道代は余計かかるだろう。タコ―ミの服と一緒に洗いたくもない」
…??
なんだその理論
プチ人種差別なのでは?
あーもうめんどくさいからいいや
「ところで、最寄りのコインランドリーまでは、ここから歩いて1時間かかるか、かからないかくらいだ」
ちょっと近いよみたいな風に言うな
往復2時間という、あわよくばプチ旅行できそうな時間
無 慈 悲
コインランドリーまでデートして帰ってきて
部屋に戻って疲れてベッドに大の字になってたら、ガンジーがノックなしでドアを開けやがった
プ チ 無 慈 悲
「おいタコ、明日からスクーリングだろう」
タコーミはどこいった
その呼び方、例えばジョナサンって人が「おれたちもう友達だろ? これからはジョンでいいよ」っていう
おれから許可するやつ
で、用件はなんだ
「私がランチを作ってやる」
マ ジ か
どっかで買おうと思ってたけど、食費浮くわ
自 費 不 快
あらため
慈 悲 深 い
いいとこあるじゃん、お願いちまーちゅ
その晩、1:00頃
ガンジーは寝た
今がチャンス
昼間のコインランドリー遠征で、汗だくになった服を洗濯機で洗おうと思い、洗濯物を持ってコッソリ廊下を歩いてたら
暗闇の中、突き当りの壁から顔を半分だけのぞかせた無表情のガンジーが
うおおおおおおい
いや寝てたよね、ぽぴーぽぴー寝息立ててたよね
家政婦は見たかよ
てか着てるバスローブがはだけて、見たくもない白いブリーフ見えてんぞ
プ チ 無 慈 悲
ガンジーブリーフ派かよ
「おい、そこで何をしている。洗濯機は使わせんぞ。さっさと寝ろタコ」
さっさと前閉じろタコ
はいはいごめんね
洗濯機にエロ本でも隠してるの?
もういいや
相手にするだけストレス
あきらめて寝よ
翌朝
「おい、これがタコの昼飯だ。持っていけ」
ラップのかたまりにしか見えず、中身がよく見えないが
ホットドッグのようなフォルムのものを渡された
「朝早くこしらえたホットドッグだ」
まぁでもありがたい
お礼を言って大学へ
昼になってラップを開けてみると
確かにホットドッグみたいな感じだったが
肝心の具が
皮だけむいて特に切ってない茹でられたジャガイモ2個だけ
パンの真ん中に切り込みを入れ、丸ごと詰めてみたらしい
丸ごと詰めてみるな
炭水化物イン炭水化物
ケチャップとかマスタードとかマヨネーズとか塩とか
味付け皆無
しかも、ちゃんとジャガイモの芽も切られてないし
なんならちょっと紫色になってるし
殺す気かあの丸メガネ
食べ物に罪はないから、食べるけど
おれは何も奴の不利益になるようなことはしてない
無 慈 悲
帰ってから何であんなホットドッグにしたのか聞くと
「そんなの決まってるだろう。節約だ。そして何が入っているかは、毎日開けてからのお楽しみだ」
じゃあラップ無駄づかいすんな
そして決定事項が多いわ教えとけ
食費は浮くけど
これから大学がある時は、ずっと異物混入のガンジーパンかよ
毎日、何入れられるか分かんねー
③へつづく